残価設定型ローンって何? 知らなきゃ損する残価設定型ローンについて

車を購入する際には、一般的には「カーローン」に加入し、銀行などから借りたお金を少しずつ支払います。

 

残価設定ローン

支払う金額は銀行から借りて、その借りたお金を銀行に返すので、利子がかかってしまいますが、一度に多額の現金を支払わなくて済むため、金銭的な負担を減らすことが出来るため多くの方は、カーローンを利用して、新車や中古車を購入うしています。

 

さて、そんなカーローンの1つに残価設定型ローンというモノがあります。

○残価設定型ローンとは?
従来のカードローンが、車両費用をすべて支払うのに対し、残価設定型ローンは車両費用を全額支払う必要がないローンです。

例えば、100万円の車を購入する際には、通常のカーローンでは100万円+金利を支払わなければなりません。

しかし、残価設定型ローンの場合は、車両費用100万円から、将来下取りするであろう金額を、予め引いておき、下取り価格を引いた分の金額+金利をローンとして支払う制度です。
【カーローン】

車両費用100万円・金利10%・下取り額50万円
計算式:支払金額 100万円 + 金利

100万円 + 10万円 = 110万円

合計支払い金額 110万円

【残価設定型ローン】

車両費用100万円・金利10%・下取り額50万円
・支払金額:100万円 ー 数年後の下取り金額 + 金利

100万円 - 50万円 + 5万円 =55万円

合計支払い金額 55万円

通常のカーローンよりも、45万円もお得!

残価設定型ローンのメリット

  • 月々の支払が安い
  • 契約終了時の買取額が保証
  • 新車に乗り換えやすくなる

残価設定型ローンは、まず下取り額を決めるローンのため、契約終了後に予めいくらで買取されるのかが保証されています。

これは将来車を買い換える予定の人には嬉しい制度ですよね!

 

さらにそもそもの購入金額が安いため、金利も安いですし、月々の支払い金額も安くすみます。そして、新車の買い替えサイクルが速いため、上手く使えば車検費用をずっと支払わずにすませることも出来るのです。

 

もちろん、残価設定型ローンはその車が気に入れば、据え置き額を支払ってそのまま今の車に乗り続けることも可能です。

残価設定型ローンのデメリット

  • 走行距離制限
  • 事故や汚れに厳しい
  • カスタマイズ不可
  • 自分の資産にはならない

残価設定型ローンは「車を買う」というよりも、「車を借りる」に近い制度です。

将来の買取金額は保証されていますが、それは条件を満たしていればに限ります。

 

だから、走行距離も予め決められていますし、事故や汚れが多すぎるのもダメ。さらに車をいろいろカスタマイズしたり、した場合は想定の支払額よりも高く支払う必要があります。

 

しかも、購入しているはずの車の所有権はディーラー側にあるため、車を資産として扱うことができません。

結論!上手く使えば残価設定型ローンは”得”である

残価設定型ローンは、イマドキのあまり車に乗らない方向けの、新時代のカーローンと言えるでしょう。

 

事故や汚れは、しょうがないとしても走行距離制限が予めあるのですから、車での移動が主な人には、あまり残価設定型ローンは向いていません。

 

しかし、自家用車として狭い範囲内だけで車を利用する、という人にとっては走行距離に制限があっても、安く車を購入出来て、好きな時に使えるというメリットは大きいハズ。

 

しかも、定期的に新しい車に乗り換えることが出来る、ということは、常に安い金額で新車にアップデート出来るという意味でもあります。

 

一昔まえは、車の進歩のスピードも緩やかでしたが、今の時代は1年でもモデルが違えば、車の質が大きく変わります。そういった事も踏まえて、考えると残価設定型ローンは非常に魅力的なローンだと断言出来るでしょう。

 

なお、残価設定型ローンの加入には一定の条件がある場合があるので、気になる方は事前に最寄りの販売店で残価設定型ローンについてお問い合わせください。

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