未成年が中古車を購入する際の注意点と必要書類についてお話したいと思います。

 

基本的に、未成年が中古車を購入する際は親の同意書が必要ですが、他にも資金のことや、いろいろな書類などを準備が必要です。

 

現在では、中古車そのものの値段があまり高くないので、子供のために親が車を買うというのであれば、それほど困難なことではありません。

しかし、成人していない人が車を一人で買うのはいくつか気を付けたい点があります。

未成年が中古車を購入する際に気をつける点

車を買うための資金が今すぐないために自動車ローンを利用する場合は、ローンを親の名義にしたり、保証人に親がなったりする場合が多くあります。

 

自動車ローンを利用する金融機関は、このような場合に信用状況を調べるのは子供ではなく親になります。

名義が親なのですから当然です。

中古車購入 未成年

車を未成年が買いたいと思っても、高校を出てすぐに仕事をしていたとしても、まだ社会的に信用が十分ではないので、すぐにローンを組むのは難しいはずです。

 

そのためローンを組むには、親などの同意書をもらうことが必要になります。

 

同意書というのは、法律行為を未成年が行う場合に、親、あるいは親がいない場合には後見人が同意した証明書のことです。

 

未成年者が法律行為を行う場合には、親や後見人の同意が必要であると民法で決められているので、この同意書が必要になります。

 

この書類を記載する場合の主な注意事項についてご紹介しましょう。

 

親の印鑑証明書と同じ実印を、親の捺印欄には押す必要があります。

 

記入する際には、黒ボールペン等を使用して、字が間違った場合は二重線や修正液での訂正ができないため、新しく記載する必要があります。

 

これ以外に、必ず発行後3ヶ月以内の未成年者本人の戸籍謄本と、発行してから3ヶ月以内の両親いずれかの印鑑証明書が必要になります。

 

なお、同意書の詳しい記載方法や記載例、注意事項等については、ネットのサイト等で紹介されているため確認してみましょう。

⇒参考サイト

親や販売店にも相談してみましょう

また、車を買った後のいろいろな手続きやメンテナンス費用等のこともあるので、親や販売店等に相談してみましょう。

 

未成年が中古車を購入する際の必要書類としては、先ご紹介した2人の親権者の実印を捺印した同意書以外に、

  • 未成年の印鑑証明書、委任状
  • 所有者と親権者の関係が記載している戸籍の全部事項証明書あるいは戸籍謄(抄)本
  • 親権者いずれかの印鑑証明書

などが必要になります。

 

しかし、ほとんどの車の販売店の場合には、未成年が中古車を購入する場合は少なくとも一緒にも親が来店しないと買うことができないのが一般的です。

 

また、車を買った場合でも任意保険に入らないで運転して、事故が起きる事例をよく聞きます。

 

保険は事故が起こる前に加入しておかないといけませんので、車を購入する際には強制保険だけでなく、必ず任意保険にも入っておきましょう。

 

また、車を運転する場合には、安全運転にも十分に注意しましょう。

 

未成年が中古車を購入する際には、このような注意点を十分に把握しておきましょう。

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