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そもそも「現状渡し」って何?
中古車の販売方法には保証付き販売、現状渡し、整備渡しの3つの販売方式があります。
まず、普通の中古車販売方法が「保証付き販売」です。
保証付き販売は、、定期点検整備を行い保証を付けて中古車を販売する安全安心な中古車の購入方法になります。
次に「整備渡し」は中古車を販売した販売店が整備を行い納品する方法であり、この販売方式の場合は販売店側に車検を取ってもらうのが一般的です。
そして、今回の主題である「現状渡し」は、店頭に展示されている状態のままで販売することです。
一見、展示品をそのまま購入することが出来るため、自分の欲しい車を手に入れやすいこともあり、メリットが大きい買い方に思われがちですが、実際のところはどうなのでしょうか?
現状渡しの中古車を購入する2つのメリット
- 展示されている状態の中古車を購入することが出来る
- 保証付き販売、整備渡しに比べて、比較的安く購入することが出来る
現状渡しは、今店頭に展示されている状態の中古車をそのまま購入することなので、「この車欲しい!」というような状態の車を、そのまま購入することが出来るというメリットがあります。
例えば、その車についている純正ナビや、カスタムパーツなどが付属している場合は、それらも丸ごとまとめて購入することが出来るため、自分の好みの車があった場合は、そのままの状態で購入できるのです。
販売店側もわざわざ保証をつけたり、整備をしたりしなくても良いため、金額を安くしてくれる可能性が非常に高い!
「今展示されている車をなるべく安く買いたい!」という方は、現状渡しの中古車を購入した方がメリットが多いですが……?
現状渡しの中古車を購入する3つのデメリット
- 整備をしていないため故障している場合がある
- 隠れた不具合が後々見つかるかも知れない
- 購入後故障しても保証がないため泣き寝入りする可能性がある
現状渡しの中古車は、整備をしていないため、実際に納品した後に故障が見つかる場合があります。
通常の販売店であれば、最低限の動作は保証されているものですが、悪徳業者の場合はオーナーが気づきにくい部分の修理をしておらず、その部分が故障しているという場合も少なくありません。
中古車によっては納品した際は問題がなかったけれど、整備をしていなかったがために、後々不具合が見つかる可能性もゼロではありません。
そして、購入後不具合が発生しても、販売店側が一切保証をしていなかった場合は、自分で修理するしかなく、被害にあっても泣き寝入りするしかない場合も……!
車に詳しくないのなら「現状渡し」は避けたほうが良いでしょう!
「現状渡し」は個人の中古車販売店では、よく行われており、購入する販売店をしっかり選べば、欲しいと思った車を比較的安く購入できる賢い購入方法の1つです。
しかし、悪徳中古車販売店にあたってしまえば、どんな車を売られるかわからないというデメリットも大きく、万が一のことを考えるなら、購入した際のリスクが高い現状渡しは避けた方が良いでしょう。
ただ、車に対する知識が深く、カーディーラー並の知識と、整備士並に車の点検整備が出来るという方ならば、不具合がある車かどうかを見抜くことが出来るので、現状渡しの中古車を購入しても問題はないでしょう。
また、その中古車販売店と親しく、信頼関係がしっかりと出来上がっている場合もどうように、不具合のある車を買わされるリスクが低いので、現状渡しでも問題はないでしょう。
ということで、車に詳しくなく、中古車販売店ともさほど親しくない場合は、購入後のリスクを避けるためにも、現状渡し以外の方法で中古車を購入するようにしてください!
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