自動車の「ナンバー」までこだわりたい! 希望ナンバーって、どうやって取るの?

車は今や単なる移動手段ではありません。
その人のブランドイメージを確立させるために必要な、その人「顔」としての意味を持ちます。

どんな車に乗っているのか、どんな運転をしているのか、車との関係を見るだけで、その人の人となりとがなんとなくわかってくるようになりますが、こだわりがある人は、車の細部にまで手を抜きません。

特に車好きほど「車のナンバー」にも、こだわりがあります。
自分だけの車をより、自分だけのモノにしたい――そういった方の中には車のカスタマイズはもちろん、車のナンバーにまでこだわる、という方が少なくありません。

でも、業者に希望ナンバーの代行をお願いすると、1万円以上(変更費用も含む)の費用がかかってしまいます!
車にお金はかけたいけれど、ナンバーまでには……という方のために、今回は希望ナンバーのとり方をご紹介したいと思います!

[ひとくちコラム①]ナンバープレートの変更は、どんな車でも出来るの?


希望ナンバーへ、いつでも好きな時に変更できるワケではありません。
以下の条件を満たした登録自動車と軽自動車(業務用は除く)のみが、希望ナンバーへの変更を許されています。

  • 車の新規登録時
  • 管轄が変更される場合の移転登録時
  • 車両所有者の転居による住所変更時
  • 現在のナンバープレートが破損、汚損した場合


※今のところ原付き、バイクは不可

つまり、車を買い換えたり、県をまたいで引っ越したり、事故を起こした際は希望ナンバー変更へのチャンスなんです!

新しく車を買い換えた際には、その勢いのままナンバーも自分が望むものへ変更されてみてはいかがでしょうか?

個人で希望ナンバーを取得するために必要な6つの書類

  1. 希望番号の予約済証……希望番号予約センターより発行
  2. (希望ナンバー)使用者の印鑑……認印または署名、法人の場合は代表者印
  3. 自動車検査証(車検証)……車に事前に備え付け
  4. ナンバープレート(車両番号標)……現在使用中のナンバープレート
  5. 自動車検査証記入申請書……陸運局など
  6. 自動車税申告書……税務署など


※リースやローンで所有者と使用者が違う場合は別途「所有者の委任状」が必要となります。

個人で希望ナンバーを取得するためには、上記のような書類が必要となります。

「1.希望番号の予約済証」は希望ナンバーの申込みを行う際に、希望番号予約センターより発行されるので、希望ナンバーを自分で取りたい場合は、まず一般社団法人 全国自動車標板協議会が運営する「希望ナンバー申込サービス」にネットから申し込みを行ってください。
※申込みサイトはコチラ→ 希望ナンバー申込サービス

さらに自分の手元には、ほとんどないであろう「5.自動車検査証記入申請書」は、国土交通省のホームページからダウンロードすることが可能です。
※ダウンロードサイトはコチラ→ 国土交通省:自動車検査証記入申請書ダウンロードサイト

ちなみに必要となる書類は新規にナンバープレートを登録する場合も、既存のナンバープレートを変更する場合も「第3号様式」が必要です。
また軽自動車の場合は「軽第3号様式」の書類が必要となります。

最後に「6.自動車税申告書」は税務署で受け取るか、お住いの市町村のWEBページから入手することが可能です。

それぞれ書類の書き方が面倒ではありますが、それぞれの管轄の役所等に電話で問い合わせるか、直接伺えば書類の書き方を教えてくれるので、ご安心ください。

なお、ここで「書類を集めるのめんどくさい……」という方は素直に、ディーラーか中古車購入店に、希望ナンバーの取得を依頼した方が良いでしょう。

[ひとくちコラム②]希望ナンバーは4ケタ以下のアラビア数字のみ希望が可能!


希望ナンバーと言っても、なにからなにまで希望できるワケではありません。
ナンバープレートのナンバー部分、つまりアラビア数字部分は、こちらの希望通り(希望が通れば)に変更が可能です。
しかし、その前の「あ」や「ぬ」などのひらがな表記に関しては、いくら希望ナンバーを出そうが変更は出来ませんのでご注意ください。

ちなみに通常のナンバーでは交付されることがない「42」「49」などの不吉な数字も希望すれば、変更することが可能です、あくまで希望すればですが……。

個人で希望ナンバーを取得する5STEP

  1. 希望番号予約センターに希望番号の申し込み
  2. 人気ナンバーの場合は抽選が行われ、予約済証が発行
  3. 指定口座にて、交付手数料を支払う
  4. 申し込み日から4営業日後に必要書類を陸運局に提出(ナンバープレートも含む)
  5. 希望ナンバーのナンバープレートを受取、その場で新しいナンバープレートをつける

書類さえ揃えてしまえば、個人で希望ナンバーを取得するのは、決して難しいことではありません。
ネットで申込みを行って、後は陸運局に行って~と書類に不備さえなければ、自力で希望ナンバーを習得することが出来るでしょう!

それでは具体的には、どうやって希望ナンバーを取得するのか上記の流れを1つずつ詳しく解説させて頂きます。

[ひとくちコラム③]ナンバープレート交付時には、プラス
ドライバーが必須!


ナンバープレートを陸運局から交付されたことがない人からすると意外に思われるかもしれませんが、実はナンバープレートは自分で取り外す、装着する必要があるのです。

「えっ、自分でやって良いの!」と思われるかもしれませんが、自分でナンバー変更の際は、自分でナンバープレートを取り外して頂いて問題ありません。

なお、ナンバープレートの取り外しに関しては、運輸支局係員から古いナンバーを外すように指示があるので、それ以前に勝手にナンバープレートを取り外さないようにしましょう。

[STEP①]希望番号予約センターに希望番号の申し込み

希望番号予約センターにて直接申込みを行うか、WEBページにアクセスし、必要項目と「希望ナンバー」を入力してください。

必要な情報を登録した後に、登録したメールアドレスに申込内容の確認メールが届きます。
人気ナンバーの場合は、抽選が必要となり、毎週月曜日にその前の週に申し込まれたナンバーの抽選が行われ、その後当選した人にのみ希望ナンバーが交付されます。

また申し込みした番号が希望ナンバーではなかった場合、その人のうちに「予約済証」が発行され、交付手数料を支払いを求められるので[STEP③]に進んでください。

[STEP②]人気ナンバーの場合は抽選が行われ、予約済証が発行

アナタが申込みを行った希望ナンバーが、人気ナンバーだった場合は、抽選により、そのナンバーが交付されるかどうかが決まります。

この抽選は何度でも行えるので、気長~にまてばいつかは、アナタの欲しい希望ナンバーに当たるかもしれません。

なお希望ナンバーの抽選が終わり、当選した場合は「予約済証」が発行されます。
予約済証を入手したら、次は交付手数料を支払います。

[STEP③]指定口座にて、交付手数料を支払う

WEBページから、希望ナンバーの申込みを行い、予約済証が発行された後には、振込口座の番号と支払い金額も、一緒にメールにて届きます。

速やかにこの口座に支払いを行い、次のSTEPへ進みましょう。
ちなみに、希望ナンバーは完全受注式なので通常のナンバープレートよりも発行手数料が高いです。

また、普通のペイント式か、字光式(ナンバープレートの文字が自ら発光する)かによっても価格が異なります。

  • ペイント式:4,100~4,500円(大型:4,800~5,100円)
  • 字光式:5,300~5,500円程度(大型:6,200~6,500円)

[STEP④]申し込み日から4営業日後に必要書類を陸運局に提出

ナンバープレートの作成に4営業日ほどかかりますので、予約済証の発行から4営業日~1ヶ月以内に先にご紹介した必要書類を持って、陸運局へ向かいましょう。

また、ナンバープレートを取り外す必要があるためナンバープレートを変更する車に乗って、陸運局へ行くようにしましょう。

[STEP⑤]希望ナンバーのナンバープレートを受取、その場で新しいナンバープレートをつける

陸運局から希望のナンバープレートを受け取ったら、その場で車で新しいナンバープレートを付け替えましょう。

ちなみに、最後の封印は陸運局の係員が行います。

面倒な手続きを自分でするか、いっそすべて任せるか……?

改めて、希望ナンバーへの変更を書き出してみましたが、いや~本当にいろいろと手間がかかりますね!

書類を揃えるだけでも、非常に手間と時間がかかるし、そもそも書類の書き方も簡単じゃない。
さらに希望ナンバーの登録は自分で出来るようになった、とは言え、いろいろと面倒な手間がすべてネットで済むようになったワケではないので、何かと忙しい現代人にとっては、この細かな手間は苦痛以外の何ものでもありません。

また、希望ナンバーの取得費用は、約5,000円で代行費用は1~2万円が相場費用だとされています。
これだけ面倒な手間を、すべて代行してくれるなら、1万円ぐらいなら支払っても良いかも……?

ちなみに中古車を購入した際にも、中古車販売店に希望ナンバーの取得をお願いすれば、アナタの代わりに希望ナンバーを習得してくれるので、車の購入・買い換えのついでに、希望ナンバー習得代行もご依頼されてみてはいかが?

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