轟さん、ウチのパパがそろそろ車を売りたいそうなんです。
なるほど、今回は「車を高く売るには、どうすれば良いんですか?」ってネタだね?
いえ、パパから「轟はああ見えて腹黒いから、買取トラブルにならない方法を聞いてこい」と言われたので、今回は車の買取トラブルを避ける方法を教えてください~♪
別に教えるのは問題ないけど、ユイちゃんのパパさんひどいなっ!
やっぱり、車の買取ってトラブル多いんですか……?
年々、報告件数は減っているけれど、割合的には増えているんだよねぇ……!
買取額は高かったけれど、後になって修理金額を50万円も請求された、なんてこともあるから、中古車の買取依頼は慎重になった方が良いんだよ……
Contents
[車の買取トラブル一覧]知っておけば防げる車の買取トラブル!
- 車の査定額と買取額が、大きく異る
- 車を買取った後に、修理費用を請求される
- 車の買取金額が一向に振り込まれない
- 売るつもりがないのに、車を強引に買取された
- 災害、震災に便乗して、不当に車を買取された
- 広告やネットで書かれていた買取内容と全く違う など……
このように、車の買取に関するトラブルは大きくわけると6種類もあるんだ!
うわ~こんなにいっぱいあるんですね~! 私、まだまだ先の話ですが、車を売るの不安になって来ましたよ……
1.車の査定額と買取額が、大きく異る
最近は、ネットで手軽に車の査定ができるようになりましたが、査定額は高かったけれど、実際の買取額が、大きく異るというケースが増えて来ました。
LINEや問い合わせフォームに入力した情報では「100万円」と査定されたのに、実際の買取額は「30万円程度」だった、なんて極端な話もあるようですが……?
LINE@や問い合わせフォームを利用して、査定したのに買取結果が全然違うんじゃ詐欺じゃないですか、詐欺!
確かに、悪質なケースもあるのは事実だけれど「写真キレイとり過ぎだろ!」みたいな買取依頼側に、原因があるケースもあるんだ~
えっ、どういうことですか!?
写真や車種、年式、走行距離だけで買取価格は、どこまで決まる?
車の買取金額は「型番」「年式」「走行距離」で、ほとんど決まります。
これは中古車買取店の<査定価格の算出方法>が原因です。
中古車買取店では、JAAI(日本自動車査定協会)による基準による査定に従って、基本的に中古車の価格決めており、「これはプラス1点」「これはマイナス3点」のように、加減点方式で車の買取金額が決まります。
そして、この基準で大きく影響を及ぼすのが車の「車種」「年式」「走行距離」の3つの要素です。
車種のクラスごとに基準となる買取価格が存在しており、その車種の年式と走行距離に応じて、基本的な買取価格が決まります。
つまり、LINEやネットで中古車の買取価格が算出できるのは、「車種」「年式」「走行距離」などの必要項目から買取価格を予め選出しているからなんです!
車の買取価格って、「車種」「年式」「走行距離」の3つで決まっていたんですね! 知らなかったです。
知らない人の方が多いからね~。ちなみに実際の査定結果は、査定士さんが指定されている場所をチェックし、決められた基準に添って、点数をつけています。
買取店からわたされる「査定用紙」には、具体的にどこがプラス何点、どこがマイナス何点というように記載されています。
まぁ、これを素人さんがひとめ見て「あぁ~そういうことね」と理解するのは、まずムリだろうけど……
確かにごちゃごちゃ書かれてあって、イマイチわかりません……
あ、ちなみに1点1000円ね。プラス10点なら、1万円。
マイナス30点なら、査定額から3万円引かれることになります!
うわ、いろんな意味で高っ!
それじゃあ、こんなに厳しく査定されるのに、LINEや問い合わせフォームでの査定金額と、実際の査定金額に差が出るのはなんですか?
それはね、実車を見てみないとわからないことも多いからなんだ。
いくら車種、年式、走行距離がわかって、車の写真を送ってもらっても、車の細部に異常があるかどうかは、正直実際に細かな点を査定しないとわからないからね……
しかも、事故車(修復歴車)であることを隠して、査定された時には査定金額の半額以下になることだってあるし……
じゃあ、あんまり事前査定はアテにならないって、ことですか?
う~ん、基本的には事前査定と、さして変わらぬ金額で買取されるのが普通だけど、<絶対に事前査定と同じ金額で買取されるワケじゃない>ってことだけは覚えておいた方が良いかな。
もちろん、中には悪徳業者もいるけれど、中古車一括査定サイトを利用したりすると、そういった被害は未然に防げるから……
中古車一括査定サイトを利用して、査定額を選出してもらえってことですね!
事前査定とその後の査定――本査定の結果が変わるケースは、少なくありません。
ただ、それがすべて中古車買取店側に責任があるワケではなく、実際に買取する車の状態を鑑みて、その結果になったというケースも少なからずあります。
「あまりにも、事前査定と本査定の結果が違いすぎる!」という場合は、その中古車買取店に車を売らなければ良いですし、手間はかかってしまいますが、他の中古車買取店に査定を依頼すれば、中古車買取のセカンドオピニオンが可能になります。
ただし、中古車買取のセカンドオピニオンを行ったとしても、大して買取結果が変わらなかった、というケースも往々にしてあるので、ご注意を。
2.車を買取った後に、修理費用を請求される
自分の中古車を売ったら、基本的に売主側は何もする必要はありません。
名義変更や各種書類の書き換えは、中古車買取店側で行われるため、売り手は「中古車を売った後に、費用を請求される」ということはありません。
しかし、悪徳業者に中古車を売った場合や自分が売った車に“不備”があるにも関わらず、黙って車を売却した場合などには、車を売った後なのにも関わらず、修理費用や何かしらのお金を請求されることがあります!
これ、ほとんど詐欺だし、実際にお金を請求されたら訴訟もんですよね! ゆるせない!!!
確かに、中には弁護士や警察の介入がある場合もあるけれど、意外にこのケース中古車業界では少なくないんだよ!
えっ、中古車業界こわっ……!
査定だけではわからないことも? 車の不備は”乗り続けなきゃ”わからない場合も!
売られる車は、ほとんど国内で決められた買取査定基準によって、だいたいの金額が決められます。
そして、その査定の際に「この車には不備がないか」という部分も、査定士や整備士の方がチェックするのですが、査定を終わった後で異常に気づくことが、マレにあります。
たとえば点検や整備では、特に問題がなかったけれど、しばらく車を運転したら、すぐに車が故障してしまった――などのトラブルのように、車は実際に動かしてみないとわからない部分もあります。
ここを”不備”と捉える会社は売り主に対し、「不備のある車を売ったんだから、その分の費用は返してくれ!」と言ってくるパターンもあるのです!
もちろん、売り手側に何の落ち度もないのにも関わらず、不備をでっち上げてお金をだまし取ろうとする輩がいるのも確かです。
しかし、悪質な売り手側にも、あえて車の不備を隠して車を高く売る輩もいるため、“正直者が損をする”というような現状になっています。
また中には本人が、その車の不備を知らずに売ってしまった……というパターンもあり、こうなってくると、もうイロイロと大変です!
悪意ある買い手も入れば、悪意ある売り手もいる……。そして、不備を知らずに売った結果、修理費用を請求されてしまう。
う~ん、なんとも難しい問題ですね!
確かに不備を知らずに売った側からすれば「なんでだよ!」って話ですが、買い手だって不備のある車を買わされたんですから、文句を言いたくもなりますよね~
まぁ、こういうケースは先述した通り、結構少なくないんだ。
流石に修理費用を請求されるケースは多いわけではないけれど、買取契約を結んだ後に「車に不備があったから、買取金額を減額する」と一方的に車の価格を安くされることは、たま~にだけどあるかなぁ……。
そして、この根本的な原因は車の売り主側に「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」があるか、どうかなんだ。
うぅ、また難しい言葉が……。「瑕疵担保責任」ってなんなんですかぁ~?
中古車における「瑕疵担保責任」とは、自分が売った車に一般の人では簡単に発見できないような瑕疵 (欠陥) があったら、その責任は車を売った人にありますよ、という法的な責任のことです。
たとえば売りたい中古車が水没していて、ニオイがするのに「水没車じゃありません!」と言って売り手側が売り、買い手がそれを買った後に「これ、水没車じゃん!」と瑕疵 (欠陥) があったことを見つけたら、その中古車の買い手は、売り手に売主に損害賠償の請求もしくは契約の解除をすることができます。
つまり、売り主が知らなかったとしても、瑕疵担保責任よって車に不備があれば、損害賠償や買取額の減額、契約キャンセル請求などが出来ちゃうってことですか?
平たく言えば、そうなってしまうね。
ただ、毎日のように車の査定や整備を行っている人が「一般人」とは言い難いし、そもそも買い手側に、その不備を見抜く目がないのが、問題でもあるからね……。
ただ、売り手側の不備に関しては、瑕疵担保責任が限定的なものであれば、本来買い手である中古車販売店側は、多額の損害賠償請求や買取価格の減額はできないはずなんだ。
だから、修理費用の請求や買取額の減額が気に入らない場合は、契約をキャンセルして他の中古車買取店に査定をお願いしたほうが良いでしょう!
そもそも「売らなきゃ良い」って話なんですね!
そういうこと! ちなみにガリバーなどの大手中古車買取店では、瑕疵担保責任保険として、「クレームガード保証」も販売されています。
この「クレームガード保証」があれば、車売却後の瑕疵担保責任を回避することが出来るんです。
もちろん、加入するかどうかは個人の意思ですが、心配性な人は加入した方が良いかもしれませんね
「瑕疵担保責任」によって賠償金を請求されるケースは、ほとんどありませんが、それでも買取価格が減額されたら、納得行きませんよね?
そもそも車をしっかり査定してくれる会社であれば、事前に車の不備にも気づけるハズです。
逆に言えば、後になって「アナタの売った車には不備がある!」と言ってくるような会社は”査定力がない”ということの証明でもあります。
そういった会社に車の買取を依頼すると、不当に買取価格を安くされる場合もあるので、満足行く買取を目指すなら、一括査定サイトを利用しましょう。
一括査定サイトなら、複数の中古車買取店がアナタの車の買取価格を競い合って比較するため、査定力の有無がひと目でわかります。
査定力がある買取業者を選べば、ご紹介したような車の買取トラブルを未然に防げますよ~!
車の買取トラブルは、まだまだあります! トラブルを未然に知って買取トラブル予防を
轟さん、車の買取トラブルって、まだあと4つもあるんですよね~?
私、将来の車買取に自信が全くありません……。
ハハッ♪ 何を仰る、事前にこれらの車の買取トラブルを知っておくからこそ、将来的に安心した車の買取が出来るんじゃないか。
予防接種と同じで「トラブルの原因と対策を未然に知る」ことで、車の買取トラブルを避けられるんだから、これらの情報は知っておいて損はないんだ!
たしかにそうですね~!
そもそも「車を売る」ってことは、「大金が動く」ってことでもあるんだ。ゲームソフトや漫画の売り買いとは、次元が違うんだから、売り手側ももっと慎重にならないと。
それに車を売る前に知っておいた方が良いトラブルは、あと4つも残っているけどねぇ……!
ハッ!?
でも、そんな大変だった車の買取も<中古車の一括査定サイト>が生まれたおかげで、随分手軽になったんだよ!
いろいろ考えて車を売るのが面倒になった人は、一括査定を利用して、信頼できる中古車買取店を選ぶのが一番です♪
中古車はもっと安く買えるはず!
1万円でも中古車を安く買いたいのであれば
近くの中古車屋さんに言われるがまま買うなんてもったいない!
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