中古車の値引き交渉術についてご紹介したいと思います。
一生のうちに何度も車を購入するわけではなので、人生のうちで車の値引き交渉をすることはあまりありません。
でも、高額だからこそ少しでも安く買いたいというのは誰もが思うことです。
Contents
中古車の値引き交渉は難しい！？
まず、どのように仕入れた中古車が販売されているのかをご紹介したいと思います。
- 販売店が直接下取りした車
- 他の販売店が下取りした車を買い取った車
- 買取専門店から販売店が買い付けた車
- オークション会場で仕入れた車
このうち一番仕入れ値が安いのが「１」になります。
「２」と「３」に関しては、ユーザーから販売店や買取専門店が購入して中古車販売店が買取りますので、間に２つの業者が入ることになります。
「４」は中古車販売店がオークション会場から仕入れることになるのですが、車をオークション会場へ持ち込んでいる業者がいるわけなので２つ以上の業者とオークション会場の手数料が発生しています。
間に入る業者が多いほど、あなたが購入する販売店の仕入れ値は高くなりますので、値引きしてもらえる金額は少なくなります。
もし「１」で直接ユーザーから買取った車であれば値下げ交渉もしやすくなります。
なので、一概に中古車だから値引きは難しいというのは言い切れず、そのときの状況によることもあることを頭においておきましょう。
値引き交渉のためのポイント
中古車の値引き交渉をするためのポイントとしては
- 欲しい車種を決めておく
- 複数の店舗で同車種の見積もりを取る
- 希望価格をこちらから提示する
- 代行費用を自分で手続きする
- 同じ価格で付加価値を付けてもらう
などが挙げられます。
欲しい車種を決めておく
まずは交渉をする前にほしい車種や年式などを決めておきましょう。
まだ購入するクルマが具体的に決めっていなければ交渉することはできません。
具体的に決まってから販売店へ相談してみましょう。
複数の店舗で同車種の見積もりを取る
中古車の場合は新車と違って、まったく同じ状態のクルマはありません。
同じ車種、同じ年式、同じグレードであっても、オプションや傷の程度、内装、走行距離、使用感などそれぞれに異なります。
中古車で値下げ交渉をする場合には、同じ車種と年式で走行距離など、客観的な資料だけでもわかる状態が似通ったものの見積もりを取りましょう。
例えば、同じ車種と年式で走行距離が35,000kmのクルマが欲しいのであれば、32,000kmで同じ位の価格の見積もりを取ってみるなどです。
他のお店でも見積もりを取って検討中であることを伝えましょう。
時期やタイミングにもよりますが、もし値引きの余地があれば営業マンが頑張ってくれる可能性があります。
希望価格をこちらから提示する
例えば、１０５万円で販売されている車があった場合、１００万円なら買いたいなど、こちらから希望価格を提示してみるのも良い方法です。
「出来る限り安くしてもらえませんか？」と曖昧にお願いするよりも具体的な金額を伝えることで、販売店としても調整しやすくなります。
販売する立場からすると「安くしたら、さらに値切ってくるのではないか？」という不安もなくなります。
できる手続きは自分でやって代行費用を抑える
これは値下げというよりは見積書の金額を下げる方法にはなるのですが、自分でできる手続きは自分でやるのも１つの方法です。
「中古車購入にかかる代行手数料」でもお伝えしていますが、納車費用や車庫証明手続きなどは自分で簡単にできます。
納車費用は自宅まで車を持ってきてもらう費用なので、自分で取りに行けばいいだけです。
車庫証明手続きも所轄の警察署で用紙に記入すれば簡単にできるので、一度やっておくと次からはずっと自分でできます。
これだけで数万円は安くすることができます。
同じ価格で付加価値を付けてもらう
これ以上の値下げ交渉が難しいということであれば、最後は何か「おまけ」的なものを付けてもらえないか相談してみましょう。
新車ではないのでオプション追加などは難しいですが、例えば
- ガソリン満タン納車
- オイル交換１回無料
- 点検１回無料
などです。
付けてもらえるかどうかはわかりませんが、値段を下げずにサービスを付帯してもらえるというのはありがたいですよね。
人気車種でも値下げ交渉で安くなることもある
人気車種だから値引きしてもらえないと諦めることはありません。
もし、その販売店で下取りをした車であれば、値引きのチャンスはあります。
例えば、プリウスのような人気車です。
新車の販売台数も長年上位にあり、法人で使用されることが多いので、
「よく売れる ＝ 中古車もたくさん出回る」
という現象が起こります。
下取りをするときには、「市場に在庫がたくさんあるので下取り相場も安くなっているんです」といって安く下取りあるいは買取りをされます。
しかし、販売するときは人気車種なのでそれなりの値段を付けて販売されています。
これはお店の仕入れなどの状況によりますが、販売店にとって利ざやが稼げるものは値引きができる車ということになります。
値引きの代わりに買取価格を上げる
値下げ交渉とは違うのですが、今乗っている車がある場合には、買取専門店で高く買ってもらう方法も出費を抑えるという意味では有効です。
中古車を購入する販売店で下取りをしてもらうと販売店の提示金額に従うしかないのですが、買取り専門店で何社かの見積もりをとってみて一番高くで買い取ってくれるとこを探すのです。
今はインターネットの「一括買取り見積もりサービス」がありますので、そういったものを活用することで手間を省いてお得に買い取ってもらうことが可能になりました。
見積もりをしてもらったら、あとは一番高いところを選ぶだけなので簡単です。
購入する予算を決める時の材料の１つになりますので、購入前に一度は利用してみましょう。
以上が、中古車を購入する際の値下げ交渉術です。
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