事故を起こして破損した自動車には修復歴というものがつきます。修復歴ありの中古車というと悪いイメージしかありませんが、実はメリットもあるのです。

 

中古車選びのセオリーの一つに、修復歴無し、事故歴無しの中古車を選ぶことがありますが、あえて修復歴がある車を選ぶとどうなのでしょうか?

修復歴ありを購入するとどのようなメリットがあるのか?

またそれはどんなメリットなのかをご紹介していきます。

修復歴ありの中古車のメリットを考えてみる

同じ車種で同じ程度の中古車で、修復歴無しの中古車と、ありの中古車での比較をしたとき、修「あり」の中古車の1番のメリットは、価格が安いということです。

修復歴があるというだけで、買い手は購入を控えます。

中古車販売店としては、修復歴ありの中古車をいつまでも在庫として抱えておきたくありません。

だから、価格を安くしてでも売ろうとします。

これが、1番のメリットです。

どんな修復歴でも購入してメリットはあるのか?

安く中古車が買えることはうれしい限りですが、だからと言って、どんな程度の中古車でも
買って良いわけではありません。

修復歴の程度によっては、購入後にお金がかかり、最終的には逆に高い買い物をしたことになることがあるからです。

こんな事故車は避けるべき

では、どんな修復歴なら避けるべきなのでしょうか。

見るポイントは以下の3つがポイントになります。

  1. 走行に影響を与える修復歴か?
  2. 修理の箇所が再度壊れた時の修理代が高くないか?
  3. 完全に修復されているのか?

1.走行に影響を与える修復歴か?

ハンドルまわりやブレーキ、駆動系の修復歴があるかどうかがポイントになります。

特にハンドルまわりとブレーキ系統は安全にかかわる重要保安部品になりますので、いくら中古車が安くても、内容が軽度のものでも避けるべきです。

この故障などが原因で、走行中に故障が再発などしてしまったら、命にかかわる重大な事故を起こす可能性があります。

2.修理箇所が再度壊れた時の修理代が高くないか?

高価な部品を使っている箇所の修復歴がある車も避けましょう。


最近ではハイブリッドカーの中古車も多く出回っています。

その分、修復歴があるハイブリッドカーもあります。

ハイブリッドカーは普通のガソリンエンジン車に比べて高価なパーツが多数使われています。

発電するパーツや充電するパーツなどは高価になります。

 

またガソリンエンジン車でもエンジン関係や、トランスミッション関係は高価になります。

3.完全に修復されているのか?

目に見える箇所なら確認が出来ますが、そうではない箇所では完全に修復されているのかどうかが分かりません。

 

確認できないような修復箇所によっては避けるべきです。

トランスミッション内部やエンジン内部、シャシーのブラインド箇所などです。

では、購入しても問題ない修復歴ありの車の条件とは?

ボディなどの表面部分の箇所などの、走行にさほど影響を与えない修復歴であれば問題ないでしょう。

修復歴のある中古車のデメリット

乗りつぶすつもりならば、このデメリットはあまりありません。

リセールを考えておられるならば、リセール価格は安くなることを理解しておいてください。

 

修復歴というものは、後々もその車の履歴として残りますので、リセール価格にも影響を与えます。

 

修復歴ありの中古車を安心して購入するには必ず補償期間がある中古車を選びましょう。

修理されているから大丈夫ではなく、一度壊れているものを修復しているわけですから、再発する可能性は高いです。

補償がないと、結局高くついてしまって損をしてしまいます。

風履歴ありの中古車を購入するには補償の有無は必ず確認しましょう。これが安さというメリットを最大限活かすための大きな要素になります。

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