中古車を購入する際には、やはり走行距離はこれまでどれくらい走っていたのかということが気になります。
おそらく、車探しである程度の車種が決まってきたら、価格と走行距離などを見ていくことになるでしょう。
中古車の走行距離の目安
一般的な走行距離の目安としては1年1万kmといわれています。
例えば、3年落ちの中古車で走行距離3万km未満であれば少なめ、それよりも多ければよく使われていると言えるでしょう。
3年で10万kmを超えているとなると、かなり酷使されている車という判断が付きます。
逆に10年落ちの車であっても走行距離が3万kmであれば、近所の買い物や週末のちょっと遠出に使われていた程度だと思われます。
使用頻度ごとの目安の走行距離としては
- 買い物で近所へ出かける・・・年間2000km~3000km程度
- 土日にレジャーへ出かける・・・年間5000km~7000km程度
- 通勤・通学で使用(片道10キロ)・・・年間10000km程度
となっているので、通勤通学で使う程度が標準となります。
走行距離は短いほうが良くて長いとダメ?
中古車を選ぶ際には走行距離は短いほど良くて長いほど状態が悪いと私も中古車を探し始める前には思い込んでいました。
実際に、5万kmを超えた車や、さらに10万kmを超えた車は価格も安く設定されているので、
安い車 = 状態が悪い車
と、私だけではなく多くの人が考えています。
しかし、「走行距離10万kmを超えた車は寿命か?」でもお伝えしている通り、距離を走っているから悪い車というわけではなく、消耗部品やオイルなどをきっちりと交換しているかということがポイントになってきます。
逆に5年落ちの車で1万kmを切っているような車の場合、価格が安く設定されているケースもあります。
これは、初度登録からの年数の割に走行距離が短いと、乗らずに放置されていた期間があるという判断をされるからです。
また、近所の買い物などの短い距離しか走らない場合だと、エンジンが温まり切る前に運転が終わってしまいます。
これを頻繁に繰り返すことによって長距離運転をする人に比べるとエンジンにかかる負担が大きいと考えられています。
そうは言っても、やはり走行距離が少ないほうが状態が良い確率が高まりますので、できるだけ少なめの方が状態が良いという目安にはなると思います。
走行距離の目安を知っているとお得な車選びができる
多くの人は走行距離は短いほうが良くて、その分、値段も高いと思い込んでいます。
私も同じ考えでしたし、長年かけて培われた先入観は簡単には払拭できません。
ただ、これを逆手に取ればお得な車選びをすることができます。
既にお話したとおり、どれだけ走ってきたかよりもメンテナンスをいかにしてきたか、大切に乗られてきたかということが大切です。
カーディーラーで車検などを行われた車の場合にはメンテナンスシートもきっちり記入されていて、部品をまめに交換していたなどの履歴を見ることができるので参考にしてみてください。
また、信頼できるカーアドバイザーなどに相談しながら良い状態の車を探すことも良い選択です。
走行距離はあくまでも目安程度に考えて、損をしないお得な中古車選びをしたいものですね。
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