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突然車が停車したら!? 知っておきたいエンストトラブル
走行距離も、そろそろ10万キロ。年式も古く、そろそろ買い換えかな――という車が、急に停車したとしたら、アナタはどうしますか?
自動車免許を取得する際に「エンスト」に関する授業を受けた記憶はあるけれど、今となっては随分昔のことで、まったく覚えていない、そんな人は意外に少なくないのではないのでしょうか。
きちんとメンテナンスされており、パーツ交換も定期的に行っている、という車ならエンストしないように思えますが、古い車はいつエンストしてもおかしくありません!
MT車、AT車問わず、古い車はエンストする可能性が0ではありません。
ということで、今回は“万が一”のためにも自分の車がエンストした際の対処法を知っておきましょう。
[MT車] 動作ミスによるエンストの対処法
MT車はクラッチ操作を誤ると、いつ、いかなる時でもエンストしてしまいます。MT車の運転に慣れている人でも、ボケーッとしているとエンストしてしまうことがあります。
さて、MT車が走行中にエンストしてしまった際には、どうすれば良いのでしょうか?
やはり、そのまま低速で走行し続け、エンジン再稼働させるのは、ちょっとリスキー。
出来るなら、その場でエンジンを再スタートさせるのではなく、一旦路肩に車を寄せて、ギアをパーキングに入れ、以下の手順でMT車を完全に停止させるようにしてください。
- ギアを「N」に入れる
- ハザードランプをつける
- ブレーキをしっかり踏み込み、人がいない場所に退避する
- 停車することが出来たら、ギアを「N」から「P」へ
- サイドブレーキを引き、完全に停車する
路肩に停車後、改めてエンジンをかけ、クラッチを踏み、ギアを操作してMT車のエンジンを再スタートさせましょう!
なお、MT車は1000回転以下になると、エンストしやすくなるだけでなく、下記の3つの原因によってもエンストしやすくなるので、MT車の運転が苦手な方はエンストしないように下記3つのことを意識されてみてはいかがでしょうか?
-
- エアコンをつけている(古い車は特に)
- 勾配がきつい
- 乗車人数、積載量が多い
[AT車] ギア・ボタンを押し間違いによるエンスト対処法
AT車であっても、MT車同様に、誤動作が原因でエンストしてしまうことがあります。
ギア・ボタンを押し間違ってしまい、エンストしてしまった際には、パニックを起こさず、一旦冷静になって路肩に車を寄せ、完全に停止してください。
停止の流れはMT車と同じ。
ハザードランプをつけ、サイドブレーキをしっかりと引き、路肩で完全に停止したことを確認したら、改めてエンジンをかけ、ギアを「P」から「D」に入れ直し、エンジンを再稼働させましょう。
MT車に比べれば、AT車はエンストしにくい構造になっていますが、点火プラグやエアホース、制御系のパーツが経年劣化すると、これらのパーツの破損が原因でAT車であってもエンストしてしまうことがあります。
もしも、誤った動作をしていないのにも関わらず、AT車がエンストした際には、何かしらのトラブルを抱えている可能性があるので、修理をお願いするか、さっさと買い換えてしまいましょう!
万が一、踏切で車がエンストしてしまったら?
自動車学校で習ったことですが、アナタはきちんと覚えていますか?
万が一、踏切内で車がエンストしてしまった際には、最後まで自力で脱出しようとするのではなく、MT車、AT車に限らず以下の手順を行ってください。
- 車のギアを「N」に
- 速やかに車内から脱出
- 踏切に備え付けの「非常ボタン」を押す
- 踏切に書いてある救急電話に電話する
なんとか踏切内であっても、自力で脱出することができれば良いのですが、古いMT車でない限り、自力での脱出は不可能です。
古いMT車はセルモーターの力が強いため、エンジンの「ON」「OFF」を繰り返すことで、踏切から脱出することが出来ますが、最近のMT車の場合はラッチペダルを踏み込まないとエンジンがかからない仕組みになっているため、従来のセルモーターのように自力で走行することが難しくなっています。
最新のMT車が踏切内にエンストした際には、AT車同様に自力での脱出は諦めた方が良いかも知れません。
超危険! 高速道路走行中にエンストしてしまったら?
多くの車が100km近いスピードで走る高速道路走行中にエンストしてしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
高速道路内でエンストしてしまった際には以下の手順を行い、速やかに安全な場所まで退避してください。
- 車のギアを「N」に
- ハザードランプをつける
- 路肩に車を停車させ、ギアを「P」に
- サイドブレーキを引き、完全に停車
- ハザードランプを点灯or三角表示板or発煙筒、或いはその両方を用いて、後続車に異常を知らせる
- 高速道路上から速やかに退避
- 高速に備え付けられている緊急電話で電話するか、【緊急道路ダイヤル#9910】へ電話
高速道路でエンストし、車が動かなくなってしまったとしても、車内にいるのは非常に危険です。
停車している車に追突してくる車があるかもしれないことを考慮し、速やかに高速道路上から退避し、安全を確保してください。
そして、退避が完了したら【緊急道路ダイヤル#9910】へ電話し、対処してもらいましょう。
[AT車] 停車中にエンストしてしまったら?
MT車は駐車中にエンストしてしまっても、エンジンをかけ直せば、また動き出します。
しかし、AT車は“エンストしないのが当たり前”の作りになっているため、停車中であってもエンストした場合は、車の状態があまり良くない可能性があります。
まずはエンストの原因を特定するためにも「ギア」「ガソリン」「バッテリー」の3つをチェックしてください。
ギアが「P」に入ったままになっていないかを確認し、ギアが原因でないことを確認したら、次は「ガソリン」を確認しましょう。
タコメーターではガソリンの残量がひと目でわかるようになっていますが、ガソリン残量がゼロだった場合は、そのエンストの原因は単純にガス欠です。
さて、ギアにも、ガソリンにも問題がない場合は、バッテリーの残量を確認してください。
バッテリーの残量を表す表示が「☓」となっていたら、それはバッテリー上がりが原因です。
個人でバッテリー上がりを解消させることは難しいので、速やかにJAFかロードサービスに連絡を。
普通に運転していれば、自動的にバッテリーは充電されるようになっています。
しかし、定期的に運転しているのにも関わらず、何度もバッテリーが上がる場合は、バッテリーターミナルが腐食しているか、オイルネーターが劣化しているかの、どちらかかも知れません!
ギア、ガソリン、バッテリーにも問題がない場合は?
ギア、ガソリン、バッテリーそれぞれに問題がなく、停車中にエンストしてしまった原因がわからない、という場合は、とりあえずもう一度以下の手順でエンジンをかけてみましょう。
- サイドブレーキを引く
- ブレーキを踏む
- ギアを何度か「N」「P」「D」と変え、それから「D」に戻す
上記の動作を行うことで、停車中にエンストした車を動かせたとしても、根本的な問題が解決されていない可能性があるので、速やかに修理工場に車を持ち込み、原因を特定してもらうことをオススメします。
なお、上記の動作を行っても再びエンジンがかからない場合は、自力でエンジンをかえるのを諦めて、JAFかロードサービスにお電話を。
万が一の備えは万全? エンストが続くようなら買い換えという選択肢も……!
万が一のエンストは、定期的にメンテナンスしている車でも起きてしまうことがあります。
こればかりは避けようがないことなので、できれば事前にロードサービスが充実した自動車保険に加入しておくことをオススメします。
また、今乗っている車のエンストが続く、ようならば高確率で車に異常があるかもしれないので、修理するか、買い換えるかしたほうが良いでしょう!
実はエンストした車も中古車一括査定サイトを利用することで、適正価格で売却することが出来るのです。
なお、エンストした車を修理する費用の方が、車の売却費用よりも高くなることがあるので、エンストした車であっても修理せずに売ることをオススメします。
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