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中古のハイブリッド・電気自動車の購入は、ちょっと待った！電池の寿命、しっかり考えていますか？
日本自動車メーカーの強みとも言える「蓄電システム」。
最近では日産のリーフに代表されるように、完全電気自動車も登場し、21世紀は《電気自動車の時代》と言われるようになって久しいですが、その電気自動車に“致命的”な弱点があることをご存知でしょうか？
その弱点は電池の寿命です。
現在中古市場では、日産リーフなども含めて電池自動車の買取・販売価格が下落しています。
経年劣化によりバッテリー性能が低下した、電気自動車はどんどんと1回の充電で走れる距離が少なくなっていき、過去には1回の充電で160km走っていた車が、5年後には1回の充電で100km程度しか走らなくなり、最終的にはバッテリーを変えない限り、車が走らなくなっていく――という可能性があるのです。
［ひとくちコラム①］特に日産リーフ（2012モデル）は売るも地獄、乗り続けるも地獄……。
中古のハイブリッドカー、電気自動車の買取・販売価格が下がっているのは、どこのメーカーでも同じなのですが、特に価格の下落がひどいのが「日産リーフ」。
ヤフーニュースの自動車評論家から、ボロクソに書き殴られるほどに、中古買取・販売価格は下落中。
しかも、2017年の日産の不祥事もあって、中古買取・販売価格の下落に拍車がかかり、3割以上も値を下げたモノもあるんだとか。
もちろん、そのまま「乗り続ける」という選択肢もありますが、バッテリーの劣化に伴い、5年後は1回の充電で、どこまで走るかは未知数です――。
そんな日産リーフの2012年モデルの販売価格が下がった背景には、日産の古くからの”悪しき伝統”あると言われています。
今でこそ「技術の日産」と言われていますが、過去には倒産しかけていたことがあり、その時も日産の「お役所体質」が原因でした。
そのようなお役所体質は未だに改善されておらず、トヨタがすでに行っている「バッテリー交換プログラム」も実施されていない、日産の購入後のユーザーに対するおざなりな対応が、日産リーフの大幅な買取・販売価格減の原因となっているようです。
すでに日産のリーフをお持ちの方は、これ以上損をしないためにも、“今”売った方が良いかもしれませんよ～？
電池は実は消耗品！ 一定年数が過ぎた場合は交換の必要アリ
現在、さまざまなメーカーからハイブリッドカー、電気自動車が販売されていますが、どのメーカーの電気自動車であろうとも蛍光ペン経年劣化でバッテリー性能は低下し、一定年数を過ぎた場合はバッテリーを交換する必要があります。
ついつい忘れてしまいがちですが、ハイブリッドカー、電気自動車に搭載されている電池は、実は消耗品なのです！
一概に「○万キロ走ったら、バッテリーは寿命」とは言い切れないのですが（長時間・長距離走る場合と短時間短距離走る場合ではバッテリーの消耗が異なるため）、5～8年、走行距離は10万キロ程度と考えて良いでしょう。
ただし、その期間、その走行距離の間、常に購入時のバッテリー性能を発揮するのではなく、先にも触れたように年々バッテリー性能は低下していき、1回の充電で走れる距離は短くなっていきます。
つまり、中古で電気自動車を購入する際に、年式が5年以上走行距離が10万キロ以上の車はバッテリー交換をしていない場合、車としての性能が下がっているか、購入後しばらくしてバッテリー交換をする必要があるということなのです！
バッテリー交換費用は、メーカーによって異なります！ バッテリー交換費用に50万円以上もかかる場合も……？
「中古の電気自動車を購入しても、バッテリーを交換したらトータルコストはお得なんじゃ？」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かにバッテリーを新品のモノに交換すれば、バッテリー性能はもとに戻ります（ただし、交換したバッテリーも乗り続けるならば、再び交換する必要がある）。
それでは気になるハイブリッドカー、電気自動車のバッテリー交換費用はいくらぐらいなのでしょうか？
当サイトの調査の結果、バッテリー交換費用がかなり高いことが判明しました。
スズキワゴンRハイブリッド30万円～
| メーカー | 車種 | バッテリー交換費用 |
|---|---|---|
| トヨタ | プリウス | 10～15万円 |
| 日産 | リーフ | 60万円～ |
| ホンダ | フィット | 36万円～ |
トヨタのハイブリッドカーは、軒並みバッテリー交換費用が安く、プリウスであれば新型バッテリーへの交換が15万円程度で可能です。
中古市場で人気のプリウスが、バッテリー交換をして新品同様のスペックになったら、15万円ぐらいなら払う価値があるかもしれませんね？
しかし、電気自動車のリーフやホンダのフィット、日産のリーフの中古車を購入し、いざバッテリー交換をしようと思ったら、60万円以上も費用が余計にかかってしまう……そう考えると中古でハイブリッドカー・電気自動車を購入するのは、損かも知れません。
また上記のような理由から最近では、ハイブリッドカー・電気自動車の中古販売価格は下落傾向にあります。
ハイブリッド・電気自動車の買取価格も減少傾向に……
それでは今乗っている中古ハイブリッド・電気自動車を売ろうと思った場合は、どうなのでしょうか？
「バッテリー交換費用は、メーカーによって異なります！ バッテリー交換費用に50万円以上もかかる場合も……？」でもご説明したように、ハイブリッド・電気自動車の中古販売価格が下落傾向であるため、ハイブリッド・電気自動車の買取価格も安くなっています！
その他の車と同じく、年式・走行距離によって買取価格が変わるのは、ハイブリッド・電気自動車でも同様。
ただし、ハイブリッド・電気自動車の方は買取価格の下げ幅が大きいため、長～くハイブリッド・電気自動車に乗られている方は、買取価格にたいしてはあまり期待しない方が良いでしょう！
［ひとくちコラム②］バッテリーを交換しても、中古買取価格はそこまで上がりません！
ハイブリッドカー・電気自動車の買取価格が下がってしまう原因は、「バッテリーが劣化しているから」です。
それでは、事前にバッテリーを交換すれば、中古車の買取価格は上がるのでしょうか？
残念ながら、バッテリーを事前に交換しても、ハイブリッドカー・電気自動車の中古買取価格は上がりません！
良くてバッテリー交換した分の費用が上乗せされるか、ほとんどの場合はバッテリーを交換した費用分も上乗せされないと考えて良いでしょう。
板金修理やタイヤ交換をしても、買取価格が上がらないように、残念ながらバッテリーを交換したところで、その車の価値がバッテリーを交換した以上には上がりません。
下手をすると、大幅に損をしてしまう可能性があるため、ハイブリッドカー・電気自動車のバッテリーは交換せずに売るようにしてください！
ハイブリッド・電気自動車を購入するなら、○○と○○！
最近では、中古市場でも数多く出回るようになったハイブリッド・電気自動車。
さて、それでは中古でハイブリッド・電気自動車を購入する際には、どういった車を選べば良いのでしょうか？
中古でハイブリッド・電気自動車を購入される場合は、以下の2つの車がオススメです！
中古でオススメなハイブリッド・電気自動車2選
- ハイブリッド・電気自動車の新中古車
- プリウス 2009年モデル（2010年以降のモノ）
全体的に中古販売価格が下落気味なこともあって、上記の2車はお手頃価格で購入が可能です。
しかし、購入費用の割には2車とも長～く購入が可能であり、もしもアナタが中古でハイブリッド・電気自動車の購入をお考えなら、上記のうちのどれかを選ぶようにしましょう。
1.ハイブリッド・電気自動車の新中古車
未使用車とも呼ばれる新中古車は、当たり前ですが年式・走行距離共に新車同様であるため、ハイブリッド・電気自動車の一番のネックである「バッテリーの劣化」問題を気にする必要がありません。
ただし、将来的にバッテリーは劣化するため、バッテリーの交換費用も視野に車の買取などを考えるようにしましょう。
2.プリウス 2009年モデル（2010年以降のモノ）
続いてオススメなのがトヨタのプリウス2009年モデル（3代目）です。
プリウスは中古市場で1、2を争うレベルの人気車種であり、中古の買取価格は人気車種ということもあって、かなりお手頃！
しかも、2010年以降のモノならば、まだバッテリーに余裕があるため、購入価格の割にはバッテリーのポテンシャルも上々。
また、将来的には15万円近くお金がかかってしまうものの、バッテリーを交換すれば新品とさほど変わらない性能のプリウスに乗れると考えるとお得かも？
ハイブリッド・電気自動車の購入は、よ～く考えてから行いましょう！
燃費性能が安いこともあって、多くの人がハイブリッド・電気自動車を購入していますが、車としての価値は、残念ながら年々下がっていきます。
改めて考えると「バッテリーが劣化する」というポイントは、盲点ですよね……。
もしも、アナタがこれからハイブリッド・電気自動車を新車であれ、中古車であれ購入を検討しているという方はご紹介した内容を参考に、トータルで長く乗ることも踏まえて、ハイブリッド・電気自動車の購入を決めるようにしてください！
またハイブリッド・電気自動車に搭載されるバッテリーは年々進化しています。
安いハイブリッド・電気自動車を購入して、バッテリーだけ交換する……と言うのも1つの賢い選択なのかもしれません。
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中古車ハイブリッドカーを購入3つの注意点
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